最盛期は面白かったが、あの二人が去った今は盛り上がらない。何時の間にかテレビでは見なくなった。
年末、年始のテレビは勿論、普通の時でさえバラエテイ番組が増えました。近頃は年中定着してしまった感があります。
正月は時間を過ごすのが大変ですね。皆さんは何か楽しんで見ているものがあるのかな。
年末年始に見る番組が無いと言うのは辛いものです。新聞の番組欄を見てこんな事を言うようになったのは大分前の様に思います。
本当に見ごたえのある番組が年間を通じてほとんど無くなりました。
かといって若い時みたいにスキーに行くとかプールへ行くかドライブ。何て事にはならないのが辛いところですね。
何気なくパソコンをいじっているうちに、この頃は YouTube を見てしまいます。
広告さえ無ければ結構楽しめますね。
以前の笑点が面白い
YouTube を見て知ったのですが、笑点が始まったのは58年前とか。
高校生の頃に兄がテレビを見ていてクスクス笑っていたのを思い出します。
何を見ているのだろう。
それが笑点だったような気がします。
あの頃も日曜日にやっていたんでしょうか。記憶にはありません。
三波伸介さんが急死して5代目三遊亭円楽が継いだのは1983年からとか。円楽さんの長い顔と豪快な笑いと共に進行される笑点は面白かったですね。
談志も司会をやっていたようですが記憶には全く無いですね。
大相撲の千秋楽を見るか、笑点を見るかで迷ってた
私が、笑点を殆ど毎回見る様になったのは歌丸さんが司会を務めてからです。
あの時分は、大相撲の千秋楽の優賞力士の表彰式を見るか、笑点を見るかで随分迷っていましたね。
何しろ千代の富士や貴乃花等の全盛時代です。
今と違って毎回優勝者が変わる時代ではありません。流石に無敵の白鵬にも陰りが見えてからは団栗(どんぐり)の背比べで、面白くない場所が続いています。
今とは全然違うんです。
何があっても表彰式は見たい。
でも、笑点も見たい。
分刻みでチャンネルを変えていました。
それ程面白かったですね。
笑点が。
テレビの代わりに毎日YouTubeを見る
習慣とは恐ろしいもので夕方になると食事の時間までYouTubeを見る様になっていました。見るのは殆ど笑点とロシアのウクライナ侵攻の動画ですね。
それと、最近熊の動画を見る様になってきました。被害が増えてきているからですが、どうも人間を餌と見ている様な気がします。
それを記事にした物がありますが読んで頂けると嬉しいです。励みになります。
ハンターがゲームの様に熊を撃っている動画がありますが、ああいうのは後味が悪いですから二度と見ない様にしています。
日本中の禿げてる人は楽太郎が嫌いだったのでは
やはり何と言っても、歌丸さんと三遊亭楽太郎(六代目三遊亭円楽)の掛け合いが面白かったですね。
一時は楽太郎が嫌いになっていました。
何で年寄りをいじめるんだろう。
何でつまらない学歴を誇るんだろう。
落語家は頭が悪い人が多いのか。と、思っていました。
YouTubeを見る前から、それが気になって嫌な奴だなと思っていました。
それと歌丸さんの姿かたちを笑い話にしていますが、あれは良く無いですね。ひと頃は日本中の禿げている人達に嫌われていたようです。
多分。
でも違うんですね。
これは前もって二人と司会者で決めていたんでは無いか。と、思うようになりました。
これは事実でした。
あれは五代目円楽さんと歌丸さんが
楽太郎を一人前にしようと話し合って決めた筋書きだったとの事です。
何でも中心があって物事が回って行きます。他の出演者もそれで引き立って行きますよね。
話に毒があり、この頃が一番面白かった。評論家の様に政府を批判したり皮肉ったりと、一般市民の代弁者の様でした。
木久扇のあのトンチンカンな答えは酷かった
問いに対して、様々な個性を生かして答えるメンバーも面白かったですね。
ある時期まで私は小遊三は前科者だと思い込んでいました。好楽の抑揚の無い受け答えはそれなりに我慢出来ましたが、木久扇は酷かった。
他の回答者の面白い答えで笑いが渦巻いている時に水を刺す、あのトンチンカンな答えには参りました。
問題と関係ないダジャレを言って一人で喜んだりして、座が開ける事は度々ありましたね。
何故、この様な人を起用するんだろうと不思議でした。日テレだからナベツネの意向が効いているのかもしれません。
(時代ですね、ナベツネと入力しても漢字で表記されなくなりました)。
歌丸さんが出棺してから、つまらなくなった。
でも、寄る年波には勝てません。
歌丸さんが入院したり舞台で歩くのも辛くなり、近い方の出入り口から出る様になります。
そして、ついに楽太郎がいつも言うように
「歌丸、出棺です」
が現実となります。
その後、春風亭昇太が司会者となり、林家三平が新しく加わります。
それからつまらなくなりますね。
三平では役が重すぎた。
やはりナベツネは林家一門が贔屓(ひいき)だったのかも。
そして、六代目三遊亭円楽(楽太郎)が歌丸の後を追う様に旅立ちます。
本当は仲が良かったんですね。
それでも笑点は何とか見ていました。
大相撲の表彰式を全部見る様になる
ある時、気が付きます。
大相撲の表彰式を最初から見ている自分にです。
笑点を見なくなったのです。
完全に。
やはり、歌丸さんと楽太郎の掛け合いで笑点は面白かったんですね。
二人で漫才をして他の芸達者が個性を露(あらわ)にして盛り上げていたんです。このメンバーにかなう人達はいません。
悪いけど木久扇さんを除いて。
YouTubeの笑点は殆ど声だけ
最初に戻りますが、YouTubeを見る様になってから笑点を再度見る事になりました。
と、言っても笑点の動画は音声だけです(最近は動くのも出てきましたが)。
それでも面白かったのですが、ある日気が付きます。
「チャンネル登録」も「いいね」をクリックする人が極端に少ないです。今でも多くて2桁台かな。
稀にあるコメントに
「やはり動画なんだから声だけではつまらん」みたいな評価があります。
確かにつまんないですね。
ラジオを聞いている様です。
それでも面白い事は面白く感じます。
若い頃はラジオの落語や漫才を聞いて皆、大笑いをしていました。
でも、私には目に浮かびます。
きっと以前テレビで見ていたからでしょうね。
声だけであってもメンバーのやり取りの顔が想像出来るからです。
でも、数ある笑点の動画の中で一つだけ実写を写すようになりました。
誰かさんのコメントが効いたのかな。
それでも途中で関係の無い動画や音楽を流したりと、何か変な感じですが、ひょっとすると中国とか東南アジアの人が編集しているのかもしれません。
そうであれば理解できます。
後書き
本当は別な事を書くはずだったのですが、違う方に外れてしまいました。
それで今日知ったのですが、楽太郎さんと私は同じ年だったんですね。
最後の高座での彼をテレビで見た時に随分やつれたなと思いましたが、同じ歳とは知りませんでした。
もっと若いと思っていたんです。
終わる時は枯れ葉の様に変わっていくんだな
そんな思いが心を捉えています。
雲の上でも二人で掛け合い漫才をしているのでしょうか。
「気になる事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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