カワウソを絶滅させた日本人。今度は海外から密輸し飼っている。

2024年7月27日土曜日

気になる事

知らないで飼っているのか。今度は他の国のカワウソに食指を伸ばしています。

余りこういう記事は書きたくありませんが、現実を知らないといけません。

ブームでカワウソを飼う人がいます。以前、日本人は日本カワウソを絶滅させました。今度は絶滅危惧種の他の国のカワウソに食指を伸ばしています。


日本の誤ったペットブームが誘発

ペットブームが衰えを見せません。

何処を歩いていてもワンちゃんと散歩する人が必ずいますね。

ワンちゃんも楽しそうに歩いています。

中にはどちらが散歩させているのか分からない感じで、ワンちゃんに引きずられている人もいます。

ま、それぞれ楽しいんでしょうね。見ているこちらも微笑ましいです。

猫も可愛いですが私は犬の方が好きですね。

そう言えばウオーキングをしていると、リードを付けたニャンちゃんが飼い主さんと散歩しているのを見かけます。

もう顔見知りになっていて、そのニャンちゃんは私を見つけると待っていてくれます。運動にもなっている様で家の猫よりスラッとしています。

猫や犬は人間が手を貸してあげないと現代では上手く生きていけませんから、飼ってあげて運動もさせてもらえれば幸せですね。


でも、自然の中で伸び伸び暮らすべき生き物を、狭い檻の中等で飼うのは度が過ぎていますね。

しかも絶滅危惧種とかを興味本位で飼うのは如何なものか・・・と、首をひねりたくなるのは私だけでしょうか。


日本では絶滅したカワウソもブーム

中には、違法な手段で輸入したカワウソを飼っている人もいるとの事です。

なぜ、そこまでしてカワウソを飼うのか。

私には分かりません。

カワウソに限りませんが、野生動物は自然の中で伸び伸びと暮らすべきで、人間の趣味で狭い環境の中で飼うものではありません。

飼ってはいけないものだと思います。

なぜ、カワウソを飼うのがブームになっているのでしょう。

気になって調べてみました。


その前に日本カワウソについて簡単に説明します。

  • イタチ科の哺乳類
  • 体長1m位
  • 川で甲殻類のカニ、エビ。魚などを食べる

高知県須崎市で1979年に、生きたカワウソが目撃されてから45年経ちました。

その後、生息情報が無いため、2012年に「絶滅危惧種」から「絶滅種」に指定されました。これは環境省の発表です。

日本には在来の日本カワウソが存在しないのです。

絶滅させられたのです。

ひょっとして何処かに生息しているのでは。と、諦めずに探している方もいらっしゃいますが、今のところは・・・。


以前はどこでも見られた 

江戸時代前までは、人間の身近にいる動物でした。

カッパのモデルはカワウソとの話もありますね。

明治になって、日本カワウソの悲劇が始まります。

明治3年の頃から、外貨獲得の為に日本はカワウソや他の動物の良質な毛皮を、ヨーロッパに輸出を始めました。

日本カワウソ等にとっては明治維新は迷惑でしかありません。

その為に、いずれ絶滅の悲哀を味わあうのですから。


カワウソの正確な輸出量は分かりませんが、イタチのデーターは残っています。

イタチは同じ仲間です。

大正2年から10年間に260万枚が輸出されています。

という事は260万匹のイタチが殺されたという事です。


何のために皮が必要なのか

富裕層が自分を誇示する為ですね。

背景は、ヨーロッパでは、植民地を含め良質な毛皮を獲り尽くしていました。

誠に恥ずかしい事ですがヨーロッパの富裕層の地位や贅沢の為の象徴として、毛皮を持っている事を誇示する為です。

とんでもない話ですね。


私の生まれ育ったところでは、よく首にキツネの毛皮を巻いているおばさんがいました。

子供心に「よく気味悪くないな」と嫌悪感で見ていました。

友達が「夜、あのキツネ化けて出ないのかな」と言っていたのを思い出します。

正直に言いますと、私の叔母さんもキツネ等の毛皮を持っておりました。

泊まりに行って夜になると、出るんじゃないかなーと、なかなか眠れなかったのを思い出します。

一人で泊まった時は、般若の面が飾ってある広い和室で寝ていて、夜中に熱を出したことがあります。

今でも般若の面を見ると思い出します。


戦争の為、カワウソの毛皮が利用される

日本カワウソの毛皮は2重構造ですから色々な効果があり、毛皮が戦争に利用された事実があります。

日本カワウソの良質な毛皮は次の様な特徴があります。

水の中を泳ぐので、

  • 水漏れに強い
  • 防寒に優れている

日本カワウソの毛皮は二重構造になっています。

表は荒い毛ですが、内側は細かい毛ですのできっと暖かいのでしょうね。


日本は日清戦争、日露戦争と明治時代に戦争を始めます。勝利したおかげでその後も戦争は続いていきます。

極寒のシベリヤ等の地域では毛皮が必需品ですね、兵士の防寒の為に毛皮が大量に必要になりました。

その為、日本カワウソや他の毛皮獣が乱獲され、大正時代に入ると絶滅の危機にさらされます。


遅すぎた捕獲禁止令

さすがの政府も昭和3年に「日本カワウソの捕獲禁止」を決めました。

遅すぎた決断で日本らしいですが、大正時代にはとうに絶滅していたと思います。


コツメカワウソは個人やカフェで飼えるものではない

コツメカワウソも絶滅が危惧されています。

ところが、日本に向けて密輸が急増している事を知りました。

驚きです。

成田空港の税関で7匹見つかりますが、タイの空港でも32匹が見つかります。これは、子供のカワウソです。

コツメカワウソは東南アジアで生息するカワウソですが、もっとも小型です。

おかげでコツメカワウソは 生息数が減り、「国際自然保護連合」のレッドリストに入っています。

原因は

  • 生息地の環境破壊
  • 毛皮を取る為
  • ペットにする

日本ではSNSを中心にしてカワウソブームが起きていて、カワウソと触れ合えるカフェが数年前から増えています。

日本人は、日本カワウソを金儲けと戦争で利用する為に絶末させました。

今度はアジアのカワウソを結果的には絶滅させようとしています。

どうしても見たければ動物園で見ましょう。


癒される。

何て言っている。そこのあなた。

カフェや個人では飼える環境を作れません。

死なせるだけです。

流行で野生動物に食指を伸ばすのは止めましょう。恥ずかしいです。


「気になる事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

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hiroくんです。 はじめまして。 このブログは私の家庭菜園の悪戦苦闘の内容を中心に書いています。 たまに息抜きに今までのペットの事を書いたり、気になった事を書いたりと、寄り道しています。 今回、家庭菜園のブログの中で日記帳の物を他の物と混ぜて別ブログとして立ち上げました。その中では書きたい事を遠慮なく書くつもりです。

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