歌が大流行するにつれて機嫌が悪くなったとか。今年も間違えた唄を覚えさせられる幼児達がいる。
ウオーキングをしていると、家庭菜園をしているお宅が増えてきたのを感じます。少しずつですが畑の準備をしているお宅が目立ってきましたね。
穴を掘って雑草とか野菜クズでも入れるんでしょうか、掘った土が山の様になっています。かなり深そう。
鉄製のアーチ支柱を組んでいるお宅もあります。ミニトマトでも這わせるんでしょうか、トマトは芯を切らなければ何時までも収穫出来るとか。
管理が大変そうですが、面白い話です。
全体が動き出すのはやはりあと1カ月後ですね。
そんな訳で今日は久し振りに寄り道をさせて頂きます。
「あんたの記事は寄り道だらけだよ」って、どなたか仰っているかもしれませんね。耳の痛いところです。
でも私は書かせて頂きます。ちょっと気になる事がありますので。
それは「おひな様」のお話です。
3月3日 ひな祭り、女の子の節句です。
早いものでもうすぐ春。春になると女の子のいるご家庭は猶更華やかに賑わいます。そうです。おひな様の日が来ます。
五節句の一つです。
おひな様=ひな祭り 上巳の節句
一年間に五つの節句がありますが、節句とは季節の節目 (ふしめ) に行われる行事です。
中国の陰陽五行説 (いんようごぎょうせつ) が由来(※古くからある物事が今迄に経てきた筋道)して、日本に定着した季節が変わる日に行われる伝統的な行事です。
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| ひな人形 |
もともとは中国の唐の時代に日本に伝わってきましたが、中国の方では奇数 (きすう) は縁起 (えんぎ) の良い日、逆に偶数 (ぐうすう) は縁起が悪い日と考えられていました。
ところで月と日が奇数の場合、重なって縁起の悪い日となります。
1月7日、3月3日、5月5日等ですね。
縁起の悪い日は災いを避ける為に、季節ごとに旬 (しゅん) の野菜を食べることにより、それを避けるという事が行われていました。
これは唐の時代には制度化されています。上皇后の美智子様の十二単のお姿は今でも覚えています。
ひな祭りは日本では皇の結婚式のお祭りといわれています。
五節句とは
- 人日(じんじつ)1月7日
- 上巳(じょうし)3月3日
- 端午(たんご) 5月5日
- 七夕(しちせき)7月7日
- 重陽(ちょうよう)9月9日
この五つで五節句と言われています。段々に年配の方でも分からない人が増えてきたのは寂しい感じがします。
NHKの7時前の天気予報の時に話題にしてくれる事があります。あれは、とても良い事ですね。今年はどうかな。
作詞家が間違えた
話題をおひな様に戻しますが、殆どの人が間違えて覚えていることがあります。と言うより「間違えさせられている」と言う方が正解ですが。
それは何でしょう。
- 右の男性がおだいり様
- 左の女性をおひな様
と思っておらっしゃる方が多いですが、実は最上段のお二人はおだいり様ですよ。(※関東と関西では左右が逆です)
実は違います。
- 最上段のお二人がおだいりさま
- おだいりさまを含めた全体がおひなさま
これが正解です。
では、なぜ間違える人が多いのか。
それは、この歌が原因です。
作詞はサトウ ハチロウさんです。
2番目の歌詞中に
「おだいりさまとおひなさま ふたりならんですましがお」
と、ありますね。
これは
ハチローさんが間違えたのです。
この歌が大流行してから
間違えた事に気が付いたそうですが
余りにヒットしたので言い出せなかった・・・。
そして、この歌が流れると機嫌が悪くなった。
と、息子さんが言っていました。こんな訳で私たちが間違ったことを正しいと覚えさせられてきました。
でも間違いなく言えるのは、今年も幼稚園で初めて「おひな様」の歌を聴いた子供たちは、人生で初めて間違ったことを教えられます。おだいりさまとは内裏(だいり)に住む高貴な方々のことです。
そんな訳で私たちは間違えて覚えてきました。指摘する学校の先生はいませんでしたね。たしか、以前「チコちゃんに叱られる」でやってたような気がします。
「五節句と行事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。




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