元々は邪気を払う風習です。おひな様の時の食事は豪華だったのを今でも覚えています。
今日は晴れたり曇ったり。先程みかんの皮を洗ってサンルームで干しておきました。外で洗うので水が冷たかったですね。
この皮が乾くとカチンカチンになり、砕くと陳皮と呼ばれます。畑に集る害虫を寄せ付けない効果があるとか。
これも昔からの言い伝えでしょうか。
この前、「楽しいひな祭り」の歌詞を作詞者が間違えたという事をお話ししました。
どんな人にも「ウッカリ」とか「思い込み」というのはありますが、おひな様がある限り永遠に子供たちが間違った歌詞を幼稚園とか学校で教えられるのかと思うと笑い話だけでは済まされませんね。
その時の記事ですが、読んで頂けると嬉しいです。
今だに改正しようという文部科学大臣はいませんね。別な方で忙しいらしいですが教育とはそんなものなのかもしれません。
今日は、おひな様の事をもっと掘り下げてお話ししようと思います。
お付き合いください。
ひな祭りはいつ頃始まったの
ひな祭りの行事は中国から伝わりました。
五節句の一つで上巳(じょうし又はじょうみ)の節句が有り、日本では今から1000年くらい前の、平安時代中頃に始まったとされています。
今大河ドラマで放映している紫式部が活躍した頃でしょうか。
ひな祭りは何のために始まったの
上巳の節句が3月3日に定まったのは室町時代の頃です。
藁や草で人型の人形を作り、それで体を撫でて、体から人形に穢れ (けがれ) を移します。それを川や海に流して厄払い(やくばらい)や邪気(じゃき)を払うという風習があります。
ひいな遊び
貴族階級の女の子の間では紙の人形(ひいなと言います)や身の回りの道具等に見立てた道具で遊ぶ、言ってみればままごとみたいな遊びがありました。
これを「ひいな遊び」といいます。
この「ひいな遊び」と人形を川に流す風習が段々に結びつくようになり、「流し雛」と言われるようになりました。
体から厄払い (やくばらい) をする為に汚れを祓い (はらい)、子供を守り健やかに成長してほしいと願うために始まった行事です。
女の子の節句になったのは
女の子の節句になったのは、江戸時代に入ってからです。それ以前は長い戦乱が続き、昔は老若男女にかかわらず、祓い(はらい)をするための行事でした。
徳川家康により日本が統一され、戦乱が無くなると次第に華やかな女性の行事=ひな祭りと変わっていきます。
まずは幕府の位の高い女性たちの間で行われるようになりました。
庶民にも広まる
それが庶民の間にも伝わり日本中に広まっていきました。
女の子の赤ちゃん誕生を祝う初節句 (はつせっく)も加わり、ますます盛んになっていき、日本の代表的な行事となっていきました。
この頃から女の子の節句となっていきます。
昔は何を食べたのかな
これから、気になる行事食ですよ。
昔の人は「ひな祭り」に何か特別なものを食べていたのでしょうか。
桃は体に良いという事で、桃の花を漬けた酒を飲み、桃の葉が浮いているお風呂に入り邪気を祓う(はらう)という慣わしがありました。
桃には昔から中国では「不老長寿の仙果」と言われ、邪気を祓う魔除けの力があると言われていました。
神秘的な果物とみられてきたのですね。鎮静剤や鎮痛剤の効能もありますし、果肉より、皮の部分に薬効があります。皆さん、捨てているところですね。皮のまま食べた方が良いと思いますが如何でしょう。
孫悟空が桃を食べて不老不死の力を得た話もありますね。
昔から権力者は永遠の命を欲しがっていたようです。
日本の古くから伝わる端午の節句とかの行事には、それぞれ「行事食」というものがあります。
節句の一つである「ひな祭り」にも行事食があります。
「ちらし寿司」が代表的ですね。
中国にちらし寿司があったかどうか定かではありませんが、とても美味しいですよね。
日本でもいつからちらし寿司が始まったか、はっきりとは分かりません。
日本のちらし寿司をご紹介する前に
ちらし寿司の原型かもしれない
「バラ寿司」
というものがありますので、バラ寿司をご紹介します。
バラ寿司は備前岡山藩主の池田光正が「一汁一菜令 (いちじゅういっさいれい) 」という命令を藩全体に出しました。
一汁とは汁物一杯、一菜とは副食を一つだけ。要するに倹約令です。
聞こえは良いですが栄養がまるで足りませんね。育ち盛りの子供は勿論、農作業や肉体労働をする人に必要なエネルギーがまるで足りませんし、食事の楽しみもありません。
でも、庶民の方で頭の良い人がいます。色々な野菜や魚などを混ぜ込んだ寿司めしを考えました。
これをご飯に混ぜれば「一菜」です。おかずでは一つという理屈です。
これがちらし寿司の原型ではという説があります。
ひな祭りの食べ物
お待ちかねの行事食です。
「ちらし寿司」
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美味しそう |
やはり「ちらし寿司」ですね。色々な具をのせますが、それぞれ意味があります。
一例として
- えび=腰の曲がるような年まで元気で長生きしたい。
- れんこん=将来の未透視が聞くようにとの願い、穴が開いていますね。ここから覗く(のぞく)のかな。
- まめ=まめに働き、まめに生きたいという願いです。
「ハマグリのお吸い物」
はまぐりの貝合わせの遊びにもありますが、対の貝でないとぴたりと合いません。
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お吸い物は欲しいね |
この事から「仲の良い夫婦」を意味しています。一生、一人の人と添い遂げられますようにとの願望があります。
「ひなあられ」
ひな人形に外の野山を見せてあげようと「ひなの国見せ」という風習があります。
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3色のあられ |
雛あられは3色ありますが、それぞれ意味があります。
- 桃色=生命のエネルギー
- 白=白とは雪、大地のエネルギー
- 緑=植物、特に木のエネルギー
また、効能をご紹介します。
- 桃色=くちなし 解毒作用
- 白=ひしの実 血圧を下げる
- 緑=よもぎ 造血作用があります。
あられを何故食べるの
日本の古くからの行事では、その日に食べると良いとされる食べ物があります。ひな祭りで食べられる雛あられは白、桃色、緑の3色ですね。
この3色には意味があります。
自然のエネルギーを雛あられを食べることにより体に取り入れ、病気をしないで健やかに成長します様に、との願いが込められています。
地域によって若干変わってきますが、雛あられには黄色を加えた4色のものもあります。
これは春、夏、秋、冬の四季を表しています。
「桜餅」
塩漬けにされた桜の葉で包んだ和菓子ですね。
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昔お母さんが作ってくれた葉でくるんだお餅 |
昔、京の都で作られた和菓子の流れに沿ったものと、江戸時代になって庶民の中から生まれたものの2つあります。
葉には若干の毒性がありますので、食べ過ぎないようにして下さい。
「白酒」
昔は桃の花を刻んでお酒に浮かべて飲んでいました。
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子供は駄目だよね |
でも、白酒は子供は飲んではいけませんね。ノンアルコールの甘酒にしましょう。
アルコールは子供の成長にとんでもない影響を与えます。昔の人が白酒を飲んでいたのは大人でしょうか。
子供の厄を祓い、健全な人間となる様、願いを込めて飲んでいたのです。勘違いして大事な子供に白酒を飲ませない様に強く望みます。
甘酒はノンアルコールのを選んでください。飲んでも大丈夫ですが、やはりあまり飲み過ぎない様に気を付けてね。
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ノンアルコールの甘酒 |
ひとり言
ちらし寿司は美味しかった。
3月3日は楽しい「ひな祭り」です。子供の頃、母親が「ちらし寿司を」作ってくれて家族みんなで食べた思い出があります。
美味しかった。女性は母親だけで、あとは男ばかりの家でした。何故か家では毎年やっていた記憶があります。
後で聞いた話では、最初と2番目、お腹に宿した赤ちゃんは「水子」でした。2人とも女の子だったそうで、母親としての気持ちがそうさせたのでしょうね。
兄から聞いた話で、その事は誰も母親に聞いたりはしませんでした。
ちょっと思い出したのでこんな事を書いてしまいました。
今年も、家族皆さんで、ひな祭りを楽しんで下さい。
(※画像は写真ACさんから無料で頂きました。有難うございます。)
「五節句と行事」に関する記事をまとめています。宜しければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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