名前が3回変わった犬がいました。その愛犬は車にのると、ソワソワし始める。
お早うございます。
我が家で初めて飼うことになったペットは犬で、その名は「リキ」です。
私のちょっとした油断で「車酔い」する犬にしてしまいました。ミイという名の猫もいましたがこの子は3日で死んでしまいました。
私が独立して自分の家を持ってから大分経ちますが、その間様々なペットを飼いました。
最初は犬、そしてハムスター。その頃流行だったのかな、
子供にせがまれて飼うことに。私はあまり好きではありません。いつまでも水車の様なところを走り続けているのを見ると馬鹿馬鹿しくなります。
セキセイインコも飼いましたね。
今回は犬について書こうと思います。
子供の頃からの夢が犬を飼うこと
家庭を持って初めてのペットがリキです。ワンちゃんです。
この子は新聞の「子犬をあげます」の広告で譲り受けました。
飼い主は「他の子はみんな貰い手が出来て引き取られたが、この子だけはまだで、ちょっと大きくなってしまって」と言いました。
子犬はアイヌ犬の雑種でオス。
今でも良く分かりませんがアイヌ犬と北海道犬はどう違うのでしょう。同じでは無いかと思うのですが。
せっかく行ったので手ぶらで帰るのも何だし、可愛い顔をしているので頂くことにしました。
段ボールに入れて後部座席に置き、娘が横に座ることに。
それが、後で後悔することになるとは。妻が抱きかかえて運べば良かったのですが、息子を抱っこしていたので仕方ありませんね。
車の揺れで動く段ボールを抑えるには4歳の娘では無理でした。
この犬は、それが原因で車に酔う犬になってしまいました。
写真では偉そうにしていますが、車に乗ると酔うというトラウマが再発されて後で可哀そうな体験を何度もします。
海とか30分以上のドライブだとそわそわし始め、こちらも気になる。車から降ろすと・・・あとはご想像通りの状態になります。
極力気を紛らわせてやろうと思って助手席に乗せ、窓を開けてやりますが駄目でした。
ごめんねリキ。俺が悪かった。
リキは初めは違う名前でした。
甚左衛門 なんでこんな名前にしたのかと言うと、友達の犬が権兵衛でしたので、私も面白いと思い似た様な名をつけたのですが、後で考え直しました。
何故かと言うとこの犬は首輪抜けの天才でした。
もう嫌になるくらい勝手に散歩します。散歩をさせない訳では無くて1日に朝、晩の2回はしていたのに。
私は今どきのペットを飼う人と違って犬は庭で飼うものだという固定観念がありましたし、ほかの家でもその頃はたいがい庭で飼っています。
朝、散歩をさせようと思って庭に回ると待っているのは鎖が付いた首輪だけ。
慌てて外に出て「じんざえもーん」「じんざえもーん」と名前を呼びますが、見つかりません。
普段は名前を呼ぶと、すぐに駆け寄ってきます。結構頭は悪くないようです。多分・・・。
甚左衛門と散歩をするコースに広い野原があります。そこでよく散歩ひも(今はリードと言いますね)を外して自由に遊ばせます。
他の犬が後で野原に来ても、名前を呼べば戻ってきますが。でも大型犬がいると猛然と走り出して向かっていくので気が気ではありませんでした。
強い、相手の犬はたいがい怯みます。でも強く名前を呼ぶと途中で戻ってきます。他の大型犬も放されているともう大変です。
ご存じの様に熊と戦う犬です。もし怪我でもさせたらと気が気ではありません。
近所の人に、あそこの陰で隠れていますよと笑いながら教えてもらいました。
成る程、いました。悪いことをしたと思っている様なしぐさをしますが。
でも何故、近所の人が笑っていたのか、何となく意味ありげな雰囲気でした。家に帰って妻に言うと「名前がねー」とかえってきました。
私も度々なので名前を呼ぶ時は何となく気恥ずかしい思いはありましたから。
それで、違う名前にしました。2回目の名前は忘れました。
しばらくしてリキと命名しましたが呼びやすくなりましたね。
リキにとっては迷惑だったと思いますよ。
でも気になるのは、たぶん私たちが寝ている頃から逃げ出しているので、方々に子供がいるのではと・・。
この辺が飼い主と違うところで。
うちの犬は筋肉もりもり
飼った時から近所の肉屋で牛肉の骨を買ってきて、煮込んでから冷まして通常のエサの他に与えていたので筋肉もりもりです・・・ちょっと大げさ。
成犬になってからは妻が散歩させると、言う事を聞かず、好きな方へ歩き出すので引きずり回されます。
近所の人に「どちらが散歩させているか分からないね」とよく言われました。
娘がやると目を覆いたくなるような状態になります。どこかに走り去ってしまいます。それで、まあ他の犬に怪我でもさせてはと懸命に探します。
1年位してから別の地に新築したので引っ越しです。
今度の庭も広いのでリキはやはり庭で飼いました。
バーベキューは匂いで分かるらしい
子供が縁で多くの家族と親しくなり、よく回り持ちでバーベキュウをしました。
リキも連れて行きますが焼き肉を冷まして与えるとパクパク食べます。
他の人が酔っぱらうと肉などの食べ物を地面に落しますね。それを片づけるのはリキの役目でした。
連れて行かないとワンワンないてうるさいこと、気になって飲めません。本当はわんわんと可愛い吠え方ではありません。
リキは匂いやかみさんたちの笑い声で、又肉を食べてるな。と、分かるんでしょうね。
「連れてくればいいのに」とみんなが言います。行くとふてくされているのが分かりますね、犬は表情が豊かですから。
ごめん、リキ。
色々な事がありましたが、ついにリキも寿命が尽きる時を迎えました。
段々に痩せていき前から見ると煎餅のような体になり、庭ではまずいと思い、玄関エントランスに住居を移しました。
広く、雨もかからないし、何よりも目が届くし、リキもさみしくないと思ったからです。
近所の子供たちも声をかけてくれるからです。そんな体になっても散歩はしたいみたいで、私が近づくと「行こう」と目が訴えています。
でも、ものの30メートル位で立ち止まってしまい、よろよろと歩く姿は見るに堪えません。抱いて帰るしかありませんね。
軽くなったなと感じます。
近所の子供たちも心配そうに見ていましたね。
ある日、職場に妻から電話がかかりました。「リキが死んだ」来るべき時が来てしまうことに。
帰ると、近所の中学生のお兄ちゃんが「リキ死んだね」と寄ってきました。妹たちも悲しそうな顔をしています。
リキは人気者だったから・・・。
毛布にくるんで初めて家に入れてやることに。
台風とかの日は玄関に移したことはありましたが、座敷には初めてです。
仏間に置き、首輪等と好きなエサを添えてやりました。翌日、火葬されペットの共同墓地に葬られました。
引き取ってから元気に18年は優に生きました。
これでリキの話はお終いです。たまに夢に出て来る様ですが、何しろ夢なのではっきり覚えていません。
後書き
リキの事を書いてきました。
まるで昨日の事のように思い出されます。楽しかったですね。リキは本当に面白い犬でした。
知らない人は怖がります。
吠え方が可愛くないですからね。
野太い声で夜泣きしたりしましたね。まるで狼みたいでした。
番犬にするはずが当てが外れましたね。
一見さんにでも尾を振ってじゃれ付く駄犬にしてしまいました。
懐かしいですね。また会いたい。
「もぞこいペット達」に関する記事をまとめています。よろしければどうぞ。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
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